こんにちは、ストレングスジャーナリストの小保根亜美です。
本記事にも目を通してくださりありがとうございます。
2025年が明けましたがいかがお過ごしでしょうか。
新しい年を迎えましたが、これからも変わらず、書道家関吉久美に問いを投げかけ、
そこから出てくる言葉をお伝えしていきます。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
それでは今月も、関吉久美の真実をお届けしていきます。
今月のテーマは「素直」。
関吉久美の素直さ、素直じゃないところ、素直な気持ち、それらに迫っていきます。
はじめに
みなさんは、関吉久美という書道家に対してどのようなイメージを持っているだろうか。
黒髪に黒縁メガネ、ショートカットにパキッとした青いシャツ。
さらに真っ赤なネイルで、ハキハキと話す姿から、
「凛とした」「強そうな」などの印象を持っている人も多いのではないだろうか。
だが、少し話をすればわかるはず。
彼女は、優しく、素直で、お茶目な人であるということが。
彼女と話しているときによく出てくる言葉たちは、
「めんどくさいしょ、これでいいじゃん、なんもいいよ」など、一見大雑把な、
かる〜い印象を受けるものが多い。
だけど、心の中にある言葉は、決してその通りではない、と私は感じている。
その心の奥底にある言葉に、私はどうも愛を感じてしまうのだ。
そう言うと、彼女は否定するだろうか。
本人も認め始めている優しさ
そう、彼女は優しいのだ。
だけど、「自分は優しいわけでない」と彼女は自分の優しさを素直には認めない。
その優しさは、腹黒く、打算的だという。
門下生さんの作品が売れると、自分のことのように嬉しい。
彼女曰く、その理由はこうだ。
「関吉久美の門下生の作品が売れることは、『彼女の教室に1年通えば、銀座の作品展に出品できて売れるんだ!』と思ってもらえるから、私の手柄になる」。
ほほうなるほど、手柄…。では、次に出てきた疑問を彼女に問う。
「門下生さんの作品が売れた時、まず最初にどんな感情になりますか?」
こう問いかけた時に、彼女は表情を歪め、悔しい〜という表情で笑う。
その答えは、
「自分のことのように嬉しい」「残念ながら、おめでとう!と思う」とのことだ。
なぜ残念ながら、なのか。笑
自分がいい人、優しい人であることを、
そろそろ素直に認めてもいいのではないだろうか。笑
考えてみてほしい。
もし、自分の手柄になったと思うのであれば、その時に出てくる言葉は、
「ありがとう」ではないか?
それにもかかわらず、門下生さんの作品が売れた時に彼女から出てくる言葉は
「おめでとう」であり、単純に祝福してしまっている。
彼女は、門下生さんの作品が売れることが、嬉しくてたまらないのだ。
だからこそ、門下生さんの作品を売るために、1年かけてマーケティングを学び、
銀座で行われる作品展の準備を進めることもできる。
銀座の作品展で出品される彼女の作品は、わずか数展。
ほとんど門下生さんの作品が展示されるのだ。
さらには、門下生さんが自宅で作っている作品に対しても、
アドバイスを求められたら答えてしまう。
これは他の経営者の方には怒られているそうだが…
自分のプライベートの時間を使って、門下生さんからの質問にも答えているのだ。
「だってそれは、向上心の現れだから。
その向上心を活かしていくことは、うまくなることにつながるから。」
門下生さんには、純粋に、上手くなってほしいと思っているのだ。
だがここはやはり、経営者としての顔と、書道家としての顔が対立する。
書道家として売れる道
書道家関吉久美は、同時に会社の経営者でもあり、
それ故に、抱えている葛藤もある。
これまで彼女は15年間、書道家としてやってきた。
書道を仕事として収入を得て、税金、法人税も支払い、個展をすれば収入も得てきた。
ただ本人としては、満足していない部分もある。
もっと、書が売れる人でありたいと思っているのだ。
実際のところ、彼女の書はもちろん売れている。
ただ、『彼女が満足できるほど売れている』という状態ではないということだ。
彼女の現時点の一番の課題はこれだ。
できてない(と思っている)。作品が売れていない(と思っている)。
売れていない書道家が15年も続けていられるはずはないのだ。
事実として彼女の作品は売れているし、もっと売れて然るべきである。
これは私だけの意見ではない。
彼女の理想とする売れる状態になるには、少し条件が違うだけなのかもしれない。
今後の動き
彼女は今年、「売れている書道家」になる。
彼女が自他共に認める売れている書道家になった時、どのような革命が起きるのだろうか。
彼女自身に、彼女を取り巻く環境に、どのような変化が起きるのだろうか。
彼女を見ていて改めて思うことがある。
自分を認めていないのは、自分だけなのだなと。
これは、彼女自身も言っている。
「自分で認めていないだけなのだけど」と。
もし、彼女が自分自身を売れている書道家であると認め、
その活動の幅を広げていくことを彼女自身に許可した時に、
どんなことが起きるのだろう。
彼女は、どうしたら売れるのか、実はわかっている。
彼女自身がワクワクする展開もわかっている。
さらに彼女には、必要な言葉を届けてくれる人がいる。
そして、届けられた言葉を、彼女は素直に行動に移す。
彼女がここまで15年間、書道家として続けてこられたのは、ここにも秘密がある。
法人化も、名刺の肩書きも、赤いネイルも。
素直に言われたことを実践して成功、実践して成功、その積み重ねが、今に繋がっている。
彼女は、人からいただいた言葉に対して、常に素直に実践し、成功してきた。
一方で、人からいただいた言葉に対して、素直に行動、実践する人のなんと少ないことか。
素直に実践し、成功することは、誰にでもできることではない。
そして今、彼女にまた新たな助言をしてくれる人が現れた。
彼女に助言をしてくれる人は、年を重ねるごとに減っている。
その状況下で、助言をしてくれる人は貴重な存在である。
それに対して彼女が取る行動は、一つ。
言われた通りに素直に行動、実践するということ。
彼女の活動は、これまで通り変わらないこともあり、大きく変わることもある。
彼女が売れている書道家であるための、新たな挑戦、新たな舞台が広がる。
その活動も、今後はお伝えしていきたい。
そしてぜひ彼女の作品を今のうちにお手にとってみてほしい。
彼女は、関わる人は全員幸せになってほしいと思っている。
それは門下生さんや、協力してくれる人に関わらず一律に。
ということは、である。
彼女の作品を手にしてくれる人にも幸せになってほしいという思いが
あるのではないだろうか。
いや、彼女自身はおそらく意図してはいないのだろう。
しかしその思いは、「残念ながら」乗ってしまっているはずだ。
最後に
彼女にとっての望む世界とは、自分の気持ちに素直な作品を作って、
それが売れる世界なのではないかと感じる。
なぜなら、彼女はオールOKの人だから。
書道が好きで、書くことが好きで、それで生きていける人を増やしたい。
だって、自分の好きなことをして生きていける世界って幸せじゃないか。
とにかく、どこかの誰かや大衆の評価ではなく、
自分自身がいいと思ったものが売れる人になる。
自分の作品が売れるということはすなわち、認められているということでもある。
彼女の基準は、オールOK。
人は見慣れているものに安心感を抱く。奇抜なものを選ぶのは勇気がいる。
だって奇抜なものは、出る杭になり得るから。
だけど、その奇抜さは、個性の現れなのだ。
人は皆、唯一無二の存在。
彼女自身も書道家であり、経営者でもあるという唯一無二の存在である。
そんな彼女が、自他共に売れていると認められる存在になれば、
その先駆者となれば、そこに道ができる。
自分が素直な気持ちで作り出した作品で、売れる。
自分が生み出した作品を売ることで生きていける。
それは幸せなことだと知っているから彼女は今、その道を作っている。
そのためにできることは、素直に行動すること。
自分をありのままに認め、自分の実績を正当に評価し、自分に許可をする。
自分を認めた彼女は、今後どうなっていくのか、今後も更なる真実を引き出していきます。
みなさんは、書道家関吉久美のどんな一面を知りたいですか?
ここで、関吉さん本人からのアンサーをご紹介します。
【関吉久美のアンサー】
亜美さんの記事にあったように、私は「素直」に、成功者の助言や立ち振る舞いを真似してきました。それのおかげで今の立ち位置に来られたのは事実ですが、ただひとつだけ、真似をできなかったことがあります。それは「指導者、師匠としての威厳」「先駆者としての威厳」「社長としての威厳」です。「威厳」とは私の中では「おっかない人」です…笑。ピリピリと張りつめた雰囲気、他を寄せ付けない、遠い存在、強いオーラ、我が道をゆく(わがまま)…。それを真似しようと試みた時期もありました。そういうものでリスペクトを感じようとしていました。でも「おっかない人」にはなれなかった…残念…チーン…。私には無理でした。そんな時にふと思い出します。「そうだ、私の書の師匠はそんな人ではなかった。とにかく優しく、温かく、おだやかでいつもニコニコしていたな」。本当はすごい人なのに、普通にご近所の上品なおばさん感満点だったなと。さらに先日、久しぶりに「真似したい!」と思った「本物」に出会いました。その方には私のイメージしていた「威厳」なんてゼロでした。自分のステージに合う人に、ちゃんと出会うんですね。
私のアート書道に講座でもよく門下生に話しているのが「やってみて、ダメだったらそれをやらなければいい。選択肢をひとつ減らせたんだから、なんもそれでいいべさ。まずはやってみないと!」と。「おっかない人」になろうとしてみましたが、ダメでした。やってみたから、わかったことです。残念ながら…
銀座で行われる個展の情報はこちら
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